出張買取を頼むときの段取り|当日までの準備と、クーリング・オフの決まり
家まで来てもらう買取は、店に持ち込む買取とは法律の扱いが違います。訪問購入として、契約の書面や、依頼していない品物の勧誘の禁止、そして原則8日間のクーリング・オフが決められています。何を準備し、当日に何を確かめ、あとで取り消したいときにどうするかをまとめました。
申し込む前に、品目と範囲を決めておく
出張買取は、来てもらってから品物を探すと時間がかかります。見てほしい物を先に決めて、写真を撮り、まとめて置いておいてください。当日の作業は、それだけでずいぶん短くなります。
店によって得意な分野が違います。何を見てほしいのかを申し込みのときに伝えておくと、査定できる担当の方が来ます。扱っていない品目があると分かれば、その時点で別の店をあたれます。
見せない物は、別の部屋に移すか、はっきり分けておいてください。依頼していない品物について勧誘することは、訪問購入では法律で禁じられています。それでも、物理的に分けてあるほうが話が早く済みます。
当日にそろえるもの
古物営業法では、一定の金額以上の取引や、品目によっては金額にかかわらず、本人確認が求められます。身分証が手元に無いと、そこで止まります。
- 身分証(運転免許証など。住所の記載が現住所と合っているか)
- 品物の付属品(箱・保証書・ケーブル・鍵・取扱説明書)
- 型番が分かるもの(本体のラベル、購入時の書類)
- 買取の代金を受け取る方法(現金か振込か。振込なら口座の情報)
- 同席できる家族(高齢のご家族だけで対応しない形にしておくと安心)
訪問購入には、渡される書面がある
訪問購入では、事業者の名前・住所・電話番号・古物商の許可番号、買い取る品物、金額、そしてクーリング・オフについての事項を書いた書面を渡すことが決められています。受け取ったら、その場で内容を読んでください。
口で説明されただけで、書面が無いときは、その場で品物を渡さないでください。書面は、あとで取り消したいときの起点になります。
担当の方の名前と連絡先も控えておいてください。会社の代表番号しか分からないと、あとから話が通りにくくなります。
クーリング・オフは、原則8日間
訪問購入では、書面を受け取った日を1日目として8日間は、契約を取り消すことができます。理由は要りません。特定商取引法58条の6に定められた仕組みです。
この期間は、品物の引き渡しを拒むこともできます。金額に納得しきれないまま渡してしまうより、期間のあいだ手元に置いておくほうが、選び直せます。
ただし、対象にならない品物があります。自動車、大型の家電、家具、書籍、有価証券、CD・DVD・ゲームソフトなどは、訪問購入のクーリング・オフの適用から外れています。また、店頭での買取と宅配での買取は、そもそも訪問購入ではないので対象になりません。
取り消すときは、書面で伝えるのが確実です。いつ、誰に何を伝えたかが残る形にしてください。
金額の話は、参考額と本査定を分けて考える
写真や入力内容から先にお伝えする金額は参考額で、正式な査定ではありません。買取の金額を約束するものではないので、当日の金額と違うことがあります。
正式な金額は、店舗が現物を見てから決まります。参考額より下がったときは、どこを見て下がったのかを聞いてください。状態、付属品の欠け、年式、相場の動き。理由が説明できる店かどうかは、それ自体が判断の材料になります。
まちリサイクルでは、掲載の並び順を販売していません。高く買う店の順位表も作っていません。買取の金額は品物の状態で変わるので、順位という形にできないからです。
困ったときの止め方
居座られたとき、強く迫られたとき、依頼していない品物について勧誘されたときは、はっきり断ってかまいません。訪問購入では、断った相手に契約を迫ることも、再び勧誘することも禁じられています。
その場で決められないときは、決めなくてよいのです。検討しますと伝えて、書面だけを受け取ってください。
困ったことがあったときは、店舗のページから運営へご報告いただけます。内容は公開されません。あわせて、お住まいの地域の消費生活センターにも相談の窓口があります。
よくある質問
クーリング・オフは、店頭で売ったときも使えますか。
使えません。クーリング・オフが定められているのは訪問購入で、店頭での買取と宅配での買取は対象外です。持ち込む前に、金額と条件を確かめてください。
8日を過ぎてしまいました。
期間を過ぎると取り消しはできませんが、勧誘のしかたや書面の交付に問題があったときは、別の扱いになることがあります。お住まいの地域の消費生活センターにご相談ください。
参考額と当日の金額が違いました。
参考額は正式な査定ではなく、金額を約束するものではありません。当日に下がったときは、どこを見て下がったのかを聞いてください。納得できなければ、売らずに断ることができます。
値が付かない物も、ついでに持っていってもらえますか。
買取と廃棄物の回収は別の仕事で、必要な許可も違います。まちリサイクルは廃棄物の回収を扱っていません。持ち帰るか、市区町村の制度や、許可を持つ事業者にあたることになります。
高齢の家族だけで対応しても大丈夫ですか。
可能であれば、どなたかが同席する形をおすすめします。難しいときは、当日の時間を伝えておき、終わったら書面の内容を一緒に確かめてください。8日間のあいだなら、取り消しを検討できます。
掲載している情報は、公開されている情報をもとにしています。料金や取り扱いは変わることが あるため、お申し込みの前に各社へご確認ください。制度や手続きについては、お住まいの 市区町村の窓口でご確認ください。