築40年住宅のリフォームの進め方|まず確かめたいことと使える制度

築40年住宅のリフォームの進め方は、建物の状態と工事の目的を整理し、そのうえで制度と費用の見方を確かめる順に進めるのが基本です。建築年月によって使える税制が変わるため、最初に「1981年5月31日以前に建てられたか」を確かめます。見る点と手続きの順番を、次の節で順に説明します。

記事中の数字は2026年10月時点のものです。

築40年住宅のリフォームの進め方:先に結論は?

結論から言うと、築40年住宅のリフォームは「建物の状態」「工事の目的」「予算」の三つを先に決めると、その後の判断がしやすくなります。築年数だけで工事内容を決めず、雨漏りや耐震など気になる点を書き出しておきます。そのうえで、リフォーム促進税制やリフォームかし保険などの制度が使えるかを確かめます。

予算は工事費だけでなく、税制の控除や補助金の扱いも含めて考えると比べやすくなります。進め方は、建物の確認、制度の確認、見積もりの比較の順で考えると整理しやすくなります。

築40年住宅のリフォームの進め方:見るところ・確かめること

最初に確かめたいのは建築年月です。国土交通省のリフォーム促進税制では、耐震改修の対象が1981年5月31日以前に建築された旧耐震基準の住宅とされています。築40年でも建築時期によっては対象にならない場合があるため、検査済証や登記事項証明書などの書類で年月を確かめましょう。

そのうえで、雨漏りの跡、床や壁のきしみ、水回りの劣化などを一つずつ見ていくと、工事の範囲を決めやすくなります。床下や天井裏は専門家に見てもらうと、見えない部分の状態を把握しやすくなります。

制度・手続きの決まりごと

耐震改修をした場合、所得税の控除は最大62.5万円で、固定資産税は翌年度分の1/2が減額されます。所得税の控除は工事完了後6か月以内の入居が条件で、固定資産税の軽減は工事完了後3か月以内に市区町村へ申請します。適用期間は所得税が令和8年1月1日〜令和10年12月31日、固定資産税が令和8年4月1日〜令和13年3月31日です。

所得税控除は住宅ローン減税(増改築)と同時には使えませんが、耐震改修に限って併用できます。補助金は併用できますが、事前申請が必要な場合があるため、工事前に確かめましょう。

よくある失敗・注意点

注意したいのは、工事内容を決める前に業者へ見積もりを頼んでしまうことです。見積書は工事項目ごとに内訳を確かめ、一式の表記が多い場合は説明を求めましょう。また、工事後に欠陥が見つかった場合の備えとして、リフォームかし保険の仕組みも確かめておくと安心です。

保険は国土交通大臣が指定した保険法人が引き受け、建築士の第三者検査員が工事中と完了後に現場を検査します。

築40年住宅のリフォームの進め方:事前に準備すること

見積もりを依頼する前に、希望する工事内容、予算の上限、建物の書類をそろえておくと話が進みやすくなります。契約前の見積もりは、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」でチェックを受けられます。電話受付は10:00〜17:00(土日祝休日・年末年始を除く)です。

リフォームかし保険に加入する事業者を選ぶ場合は、住宅瑕疵担保責任保険協会の検索サイトで登録事業者を探せます。まちホームは株式会社LINKBANKが運営しています。

築40年住宅のリフォームの進め方で確かめること

建築年月が1981年5月31日以前かを確かめる

工事の目的と予算の上限を書き出す

補助金を使う場合、事前申請が必要かを工事前に確かめる

所得税控除の条件(工事完了後6か月以内の入居)を確かめる

工事後の不具合に備えて、リフォームかし保険に加入する事業者かを確かめる

よくある質問

築40年住宅のリフォームの進め方で、最初に決めることは何ですか?

建物の状態、工事の目的、予算の三つです。築年数だけで工事内容を決めず、雨漏りや耐震など気になる点を書き出してから、使える制度と見積もりを比べていくと判断しやすくなります。

築40年住宅のリフォームで使える税制はありますか?

耐震改修の工事は、リフォーム促進税制の対象になる場合があります。対象は1981年5月31日以前に建築された住宅で、所得税の最大控除額は62.5万円、固定資産税は翌年度分の1/2が減額されます。条件や申請期限があるため、工事前に市区町村などへ確かめましょう。

築40年住宅のリフォームで失敗しないためには、どこに注意すればよいですか?

見積書の内訳を確かめ、一式の表記が多い場合は説明を求めることが大切です。契約前の見積もりは「住まいるダイヤル」(電話10:00〜17:00、土日祝休日・年末年始を除く)でチェックを受けられます。

リフォーム後に欠陥が見つかったときの備えはありますか?

リフォームかし保険があります。保険法人が引き受け、建築士の第三者検査員が工事中と完了後に検査します。加入には、住宅瑕疵担保責任保険協会の検索サイトで登録事業者を探し、その事業者に依頼します。

掲載している情報は、公開されている情報をもとにしています。料金や取り扱いは変わることが あるため、お申し込みの前に各社へご確認ください。制度や手続きについては、お住まいの 市区町村の窓口でご確認ください。

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